MY
SUNSHINE

コメント

朝井リョウ

小説家

雪になって、日差しになって、ずっとこの世界を見ていたい。心からそう思うほど全員を愛しく感じました。自分で選択せずとも宿ったもの、かつ、人生に大きな影響を与えるもの。そういうものに“私”を蹂躙させない人々の姿を立ち上らせながらも、その手触りはあくまでやわらかくあたたかい。この不思議なバランスが成立しているのは、作り手に細やかなこだわりと徹底したビジョンがあってこそだと思います。鑑賞中、何度かスクリーンが光を吸い込んで膨らんだように見えました。この映画だけが持つ魔法だな、と思いました。

亀田誠治

音楽プロデューサー/ベーシスト

なんともあたたかい映画に出会いました。人を好きになる気持ちと何かに夢中になることってどこかでつながっているんだなって思いました。

川村元気

フィルムメーカー・小説家

押入れの奥にしまいこんでた子供の頃の宝箱を、ふいに開けてしまったような気持ちになりました。痛くて、恥ずかしくて、でもとても大切だった秘密の箱庭のような世界。

宮藤官九郎

脚本家

何もない、真っ白な世界に、大切なものだけを、細心の注意を払ってそっと配置して、光とか、影とか、表情とか、後ろ姿とか、息づかいとか、全てを逃がさないように捉えた、とても繊細で大胆な作品。とにかく、子供たちが良いのです。瑞々しく、時に残酷で、なによりチャーミング。大人も負けず劣らずチャーミング。無防備で、静かに熱い池松くん。若葉くんも切なかった。こういう映画が好きな俺もいるんだなと気づかされたし、憧れるし、痺れました。奥山監督、すごい才能(エンドロールも最高!)

高妍

漫画家・イラストレーター

雪と光の反射、柔らかな粒子と童話のような色合いで構成された『ぼくのお日さま』は子供たちの純真さと残酷さを繊細に描いた素晴らしい作品。

斎藤工

俳優/映画制作者

遠い場所で静かに始まった美しく儚い物語が気が付いたらすぐそこにある自分の物語になって行く 描かれる全ての人間が輝き本質的で圧倒的な作家性に溢れた傑作 奥山大史監督が生み出す唯一無二の世界 今後もその世界を生涯追い続ける事になると思います

橋口亮輔

映画監督

痛みを描いていて、ちゃんと痛かった。

羊の目。

漫画家

できなかったことがひとつできるようになる。子供の頃感じたあの無上の喜びがスクリーンを通して伝わってくる。彼らの無邪気で真っ直ぐな姿の中にいつかの自分を見つける。あの頃の日々はあまりにも瑞々しく、そしてあまりにも短い。まるで雪のような儚さと愛おしさがいつまでも心に残る作品です。

又吉直樹

お笑い芸人

言葉にできない複雑な感情が、美しい映像と繊細な物語で見事に表現されていました。素晴らしかったです。

役所広司

清潔で美しい映画でした。全ての俳優さんが魅力的でした。奥山監督の俳優の自然な魅力を捉える見事な演出と映画的センスが素晴らしい。

箭内道彦

クリエイティブディレクター

声にしない台詞、影を使わぬ光、主題歌になった歌。他の誰にもつくることのできない、奥山大史の映画。

YOU

タレント

冬の白の中で 触れ合うお互いの華奢な想いが ゆっくり溶けていくのが視えた。二度とない景色が 切なくて 眩しい。

行定勲

映画監督

優しく、美しく。躍動するカメラは、一瞬で過ぎていく取り戻せない時を捉える。そこには奇跡が連続していた。登場人物たちの間に生まれる、どうにもできないモヤモヤとした感情に、ひとは“恋”と名づけるのだろう。この映画は恋を描いたまさに珠玉の映画だ。大人になる直前の青春の入口に立ったあの頃を見事に描いた傑作。

米津玄師

地球儀のMVを撮ってもらったときも感じたのですが、奥山大史さんの撮った映像はとてもミクロな世界を覗いていて、我々が普段見過ごしてしまうような何気ない光景にも、顕微鏡を通して見つめているかのような繊細さが宿っており、だからこそ、ほんの些細なひと言や息遣いがとても大きく増幅します。嬉しいことも悲しいこともひとしおに。ふとした時に立ち戻って何度も見返したいと思える素晴らしい映画でした。

Lukas Dhont

My Sunshine is a tender treasure of a film. One you must absolutely discover on the big screen.

ルーカス・ドン

映画監督

『マイ・サンシャイン』には、繊細な思いやりがあって、宝物のような映画だ。絶対に大きなスクリーンで発見すべき。

クリスチャン・ジュンヌ

カンヌ国際映画祭 ディレクター

日本映画に新しい波がきた

VARIETY

美しく撮られた寓話で、絵に描いたように完璧

SCREEN DAILY

一見甘いが、心に深く刺さる

DEADLINE

注目すべき新鋭

the Hollywood reporter

観客を温かい輝きで包みこむ

Indeiewire

アカデミー賞国際長編映画賞に選出すべき