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第77回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映!8分間のスタンディングオーベーションで喝采!

2024/05/21(火)

第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品された映画『ぼくのお日さま』。ワールドプレミアとなる公式上映が、フランス現地時間5月19日(日)14時にドビュッシー劇場で行われ、監督の奥山大史さん、キャストの池松壮亮さん、越山敬達さん、中西希亜良さん、主題歌のハンバート ハンバート佐藤良成さんが登壇しました。

公式上映の冒頭には映画祭ディレクターのクリスチャン・ジュンヌ氏が登壇し、「この上映に駆けつけてくれました Hirokazu Koreeda!」とコンペティション部門の審査員を務める是枝裕和監督を紹介、つづけて「ある視点」部門の審査員長のグザヴィエ・ドラン監督を紹介すると劇場は一気に興奮につつまれました。劇場には、『CLOSE/クロース』のルーカス・ドン監督、西川美和監督、山下敦弘監督の姿も。『ぼくのお日さま』チームが紹介されると、ハンバートハンバートの佐藤良成さん、荒川役の池松壮亮さん、タクヤ役の越山敬達さん、さくら役の中西希亜良さん、奥山大史監督が登壇しました。

今年のカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション部門の中で、日本作品として唯一の選出となった奥山監督は、満席となった1,200席の観客の皆さんを前に「この作品はドビュッシーの“月の光”が繰り返し流れる映画なので、こうしてドビュッシー劇場でワールドプレミア上映されることを本当に光栄に思っています」と挨拶。本作は、クロード・ドビュッシーの代表曲「月の光」にのせてフィギュアスケートをする少女さくらに、主人公のタクヤが心を奪われるところから物語が動き出す。そのドビュッシーの名前が冠された劇場で、ワールドプレミア上映されたことについて、感慨深く語りました。

そして、企画段階から奥山監督を支え、コーチの荒川役として出演する池松壮亮さんは「カンヌ映画祭に感謝します。楽しんでいってください」と挨拶。4月に15歳になり、撮影当時から12cm以上も身長が伸び167cmにもなったタクヤ役の越山敬達さんは、初の海外旅行がカンヌ国際映画祭となり、「はい。1200人の皆様、集まっていただきありがとうございます!最後まで楽しんでいってくださいっ」と軽快なマイクパフォーマンスでカンヌの観客を沸かせました。そして、英語もフランス語も堪能な中西希亜良は流暢なフランス語で「みなさん、こんにちは。来てくれてありがとうございます。楽しんでください。」と挨拶。その後、主題歌のハンバートハンバートの佐藤良成さんも自分の子供のような楽曲が主題歌となった作品がカンヌ映画祭で披露されることについて喜びを爆発させ、フランス語で「ここに来られてとても嬉しいです」と挨拶しました。

満席のドビュッシー劇場で上映がスタート。上映中は、タクヤが奮闘する姿にやさしい笑いが漏れ、クライマックスに近づくと緊張感のある雰囲気が会場に広がりました。そして本編が終わり、主題歌「ぼくのお日さま」のエンドロールが流れ終わると、拍手喝采と「ブラボー」という声援と共に、スタンディングオベーションが約8分間続きました。最初にが涙をみせたのは越山敬達さん。中西希亜良さんからも涙がこぼれ、差し出されるハンカチを手に取る二人。劇場全体があたたかな雰囲気につつまれ、監督、キャストたちにエールがおくられました。

ワールドプレミア上映の興奮のまま、『ぼくのお日さま』チームはレッドカーペットに登場。この日、奥山監督、池松さん、越山さんの3人は、お揃いのタキシードを着用。タキシードは、フランソワ・トリュフォー監督やアンディ・ウォーホルが愛用した老舗のブランド「ベルルッティ」のもの。そして、中西希亜良さんは、「セリーヌ」のミニドレスを着用し、ひときわフレッシュで眩い魅力で来場したメディアを魅了し、カンヌ初参加となった4人は笑顔をみせながら、和やかな雰囲気でレッドカーペットを歩きました。

翌日、公式上映のフォーマルな装いから一転し、カジュアルな装いで、カンヌ映画祭名物のフォトコールに参加しました。