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第26回台北映画祭にてトリプル受賞の快挙!

2024/06/27(木)

台湾で現在開催中の第26回台北映画祭。台湾国内で唯一の長編映画コンペティションである国際新人監督部門では今年、90カ国からエントリーされた388作品の中から10本の作品が選出されました。

そして、同部門にノミネートされた『ぼくのお日さま』は、6/25に開催された授賞式で、「審査員特別賞」「台湾監督協会賞」「観客賞」の3つの賞を同時受賞!
いずれの賞も日本人監督による作品が受賞するのは史上初の快挙となりました。

左からチャン・ロンジー、チェンシム・リム、クー・チェンドン、ピーター・ペンネ、奥山大史、定井勇二、ラハ・メボウ、イー・イェン。

©︎Taipei Film Festival

審査員を務めたのは、映画プロデューサーの定井勇二、俳優/歌手のクー・チェンドン、映画監督のチャン・ロンジー、ラハ・メボウ、映画キュレーターのチェンシム・リムの5名。

授賞理由として審査員から、「複雑さもある物語をシンプルに構成し、そこに美しい撮影が組み合わさることで、登場人物の気持ちを極めて繊細に描いている。画作り、キャラクター、リズム感、いずれも完成度が高い。撮影、そして編集をも兼任する監督の手によって、新鮮かつ緻密で、自由な創造性にあふれた作品に仕上がっている。 」と発表されると、会場は大きな拍手に包まれました。

審査員特別賞受賞の様子

©︎Taipei Film Festival

©︎Taipei Film Festival

また、台湾監督協会賞は、ギデンズ・コー(『あの頃、君を追いかけた』)、トム・リン(『九月に降る雨』)、シンギング・チェン(『空中花園』)という現代台湾を代表する3名の映画監督によって選出され、「この監督は言葉を必要とせずに、映像の力をもって登場人物の機微を表現している。そしてエンディングでは淡い哀愁を残しつつも、温かい気持ちにさせてくれる。新人の監督がなんと成熟された作品を作り上げたことか。奥山大史監督の今後の活躍が楽しみでならない。」と賛辞が贈られました。

台湾監督協会賞受賞の様子

©︎Taipei Film Festival

左からトム・リン、奥山大史、ギデンズ・コー

©︎Taipei Film Festival

そして観客賞は、映画祭に来場した映画ファンによる投票によって選ばれました。

観客賞受賞の様子

©︎Taipei Film Festival

©︎Taipei Film Festival

3つの賞を受賞した監督の奥山大史監督は、「本作は、まだプロットにすらなっていない時、釜山国際映画祭の企画マーケットへ持っていきました。そこで、台北映画祭の方とお話した際、「『藍色夏恋』を観たらヒントがあるかも」とアドバイスをもらいました。すぐに観て、多かれ少なかれ影響を受けながらこの映画を作ったので、完成した作品を持ってその方と再会しお礼が言えたこと、さらにはイー監督(『藍色夏恋』のイー・ツーイェン監督)も立ち会われる中で、こうして賞をいただけたこと、感無量です。こんな極めて個人的な映画が、国境を超えて台湾のお客さんや監督の方々にも伝わったこと、心から嬉しく思います。」と喜びを伝えました。

イー・ツーイェン監督と奥山大史監督

©︎Taipei Film Festival

©︎Taipei Film Festival

映画『ぼくのお日さま』は日本での公開後、台湾でも『我心裡的太陽』のタイトルで劇場公開されることが決定しています。

今後のニュースもどうぞお楽しみに!

映画『ぼくのお日さま』

《あらすじ》
吃音のあるアイスホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、「月の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少女・さくら(中西希亜良)の姿に、心を奪われてしまう。ある日、さくらのコーチ荒川(池松壮亮)は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを見つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアを組みアイスダンスの練習をはじめることになり……。

監督・撮影・脚本・編集:奥山大史
出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩ほか
主題歌:ハンバート ハンバート 
本編:90分
配給:東京テアトル 
(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

9/6 (金)〜 9/8(日)テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて3日間限定先行公開
9/13(金)より全国公開